国際列車の楽しみ

ヨーロッパの旅行は、国同士が陸続きでお互い接しているため、知らず知らずのうちに国境を超えていたということがよくあります。

とくにユーロ経済圏の導入によって、国境を簡単に行き来ができるようになりましたし、違う国に行っても同じお金が使える便利さは、考える以上に暮らしやすものです。

私のスペインの知人は、給料の良いドイツへ出稼ぎに行って、スペインの同程度の仕事の1.5倍もの給料を手にして、ふるさとの家族に仕送りするということも普通にできます。

このようなボーダーレス化によって、民族の行き来も活発になっています。

その反面、北アフリカからの出稼ぎ労働者に対する取り締まりは厳しく、特にスペインとポルトガルがあるイベリア半島からフランスへと入国する際は、今でも入国審査があります。

私たち日本人に対する審査は、ほとんどフリーパスですが、アフリカからやってきたと思われる人たちに対しては、手荷物検査や尋問が、かなり時間をとって行なわれている現場に遭遇します。

そのような事情はあるものの国境を列車で超える旅は、魅力的です。

ヨーロッパの人たちは、服装や顔を見るだけでどこの国の人か分かるようで、何気なくあいさつも自国語やEU共通語でしています。

ちなみにヨーロッパの公の会議での公用語は英語、フランス語、ドイツ語ですがフランス語のあいさつはその中でも多いように感じます。

列車の中で降車駅に着くまでの間、楽しく会話できるようになれば一端のヨーロッパツーリストといえるでしょう。