モンパルナス駅周辺

パリの下町であるモンパルナスには、不思議な魅力があります。

もともとこの地区は、SNCFのモンパルナス駅に、不安を抱えながらもパリで豊かな生活を目指してやってきた北アフリカからの労働者が初めて降り立つ、日本で言うならば上野のような駅なのです。

したがって、駅周辺には安ホテルがあり、食えない画家が道端に自分が描いた絵を並べて、日がな一日時間をつぶす一種独特の雰囲気を持つ地域です。

シャンゼリゼ大通りやオペラ座周辺とは、違ったパリがそこにはあります。

画家のシャガールやモディリアーニもそんな食えない画家の一人でした。

参考・・・モンパルナス界隈を歩いてみよう!

大通りは、ファーストフード店や観光客目当ての土産物屋、風俗店や国際電話ができる電話屋さんがあったりと、あらゆるものがミックスされた猥雑な人ごみという雰囲気ですが、一歩裏路地に足を踏み入れると昔ながらの移民の祖先たちの生活ぶりを垣間見ることができます。

またここには、現在でも賛否両論の交わされるモンパルナスタワーがあります。

これは、1973年に古くなったモンパルナス駅を改築して建てられた高さ210m、59階の超高層オフィスビルで、古き良き都パリの中でニョッキリそそり立つ建造物です。

個人的な意見としては、「なんでこんなところに・・・」という思いもあるのですが、まあエッフェル塔にしてもパリ万博の際に建てられたノッポの建造物ですから、時代と流れといったことなのでしょう。

いずれにせよ世界の大都市パリの不思議な魅力がある地区としてモンパルナスはこれからも変化していくのでしょう。